骨粗鬆症とは  パート1

こんにちは。
訪問看護ステーションの長町です。

今回は骨粗しょう症についてお伝えします。

◎どんな病気
骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気をいいます。
骨粗しょう症により骨がもろくなると、つまづいて手やひじをついた、くしゃみをした、などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。
骨粗しょう症による骨折から介護が必要になってしまう人も少なくありません。
また、痛みなどの自覚症状がないことが多く、日ごろから細やかなチェックが必要です。

◎骨粗しょう症により折れやすい部位
背骨(脊椎椎体)、脚の付け根大腿骨近位部)、手首(橈骨)、腕の付け根(上腕骨)です。
背骨が体の重みで押し潰れてしまうことを「圧迫骨折」と言い、背骨や腰が曲がるなどの原因となります。
圧迫骨折が生じても、単なる腰痛として見過ごしていたり、痛みを感じない場合もあります。
1か所骨折すると、その周囲の骨にも負担がかかり、連鎖的な骨折につながりやすいため、早期発見・早期治療が重要です。
大腿骨近位部は、骨折すると歩行が困難になり要介護状態になるリスクが高くなる骨折部位です。
大腿骨近位部骨折の85%は転倒が直接の原因となっていますので、骨粗しょう症の治療とともに転倒予防も重要です。

bone_03