訪問看護師のお仕事

こんにちは。
在宅福祉室の森です。
今回は訪問看護師のお仕事について紹介します。

訪問看護とは、ご自宅で療養する方のもとに看護師が訪問し、ケアを行うサービスのこと。主治医が作成する訪問看護指示書に基づき、健康状態のチェックや療養指導、医療処置、身体介護などを行っています。また、ご利用者様とその家族の療養生活に関する相談に乗り、アドバイスをすることも重要な業務の一つ。ご利用者様と主治医との橋渡し的な存在として、医療と介護の連携をスムーズに行う調整役として、訪問看護師の役割は重要です。

ご自宅で療養されている方のイメージとして、高齢者で寝たきりの方の印象が強いかもしれませんが、乳幼児の小児分野から高齢者まで、幅広い年齢が対象です。診療科は内科系だけでなく、精神科疾患、脳神経・整形外科のリハビリに特化したケア、ターミナルケアなど多岐に渡り対応しています。

訪問看護師は主治医からの指示書の内容をもとに「訪問看護計画書」を作成し、看護やリハビリの目標、問題点、解決方法、評価などをまとめ、その計画書に基づき訪問看護を実施。「訪問看護報告書」を作成し主治医に報告しています。訪問看護のサービス内容は、日々の健康管理からターミナルケアまで幅広く、ご利用者様とご家族の希望と状況に応じて、「医療的視点」と「利用者・家族に寄り添った視点」、どちらも兼ね備えた対応が求められます。

本会の訪問看護ステーションには9名の看護師が在籍し、50名を超える方の療養生活をサポートしています。病院にいる看護師と違い、ご利用者様の生活に時間をかけてじっくり関わることができる仕事です。その人の人柄や人生にも触れ、住み慣れたご自宅で望む暮らしの実現を支援できることは、まさに訪問看護師の醍醐味です。

感染症対策も万全にしなければいけない昨今。ケア用品をかばんパンパンに詰め込み、今日もご利用者様のご自宅を訪問しています。

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豊中市社会福祉協議会では、今回紹介した訪問看護ステーションで一緒にお仕事していただける看護師を募集しています。
詳しくは本会ホームページ「お知らせ」欄に掲載していますのでご確認ください。

ホームヘルパーのお仕事

こんにちは。
在宅福祉室の森です。
今回はホームヘルパーのお仕事について紹介します。

ホームヘルパーとは、その名のとおり、介護が必要な方の自宅を訪問し、日常生活のお手伝いをする介護スタッフのことで、介護保険法では「訪問介護員」と呼ばれている専門職です。介護福祉士の国家資格所持者や10科目130時間の介護職員初任者研修を修了した者、20科目450時間の介護職員実務者研修を修了した者が従事しています。

ホームヘルパーは決められた時間にご自宅を訪問し、必要な介護サービスを行います。どんなサービスをどのくらいの時間行うかは、利用される方の状況によって異なりますが、ホームヘルパーが担うサービスは主に2つ、排せつ・食事・着替え・入浴などの身体介護と掃除・洗濯・調理・買い物などの家事援助です。加えて、障害をお持ちの方の社会参加等の外出支援も行っています。また、在宅生活上のアドバイスや精神的なサポートをすることも役割の一つであり、介護が必要な方やそのご家族にとって最も身近な介護専門職ということができます。

ホームヘルパーの仕事は「自立支援」が原則。利用される方の持てる力を生かし、ご自身でできることはご自身で行ってもらい、できないことをできるように支援をすることが基本となります。住み慣れたご自宅で身体的にも精神的にも、社会的にも豊かな暮らしができるよう支援しています。

本会のヘルパーステーションには、ホームヘルパーが68名在籍し、200名を超えるご利用者様のサポートを行っています。施設の介護スタッフと違いマンツーマンで行うことから、一人ひとりに寄り添ったケアが可能です。また、日々の支援の中で、「寝たきりだった方が座ることができるようになった」「ヘルパーと一緒だと食事の準備ができるようになった」など、ご利用者様の改善が実感できるとてもやりがいのある仕事です。

望む暮らしの実現のお手伝い。今日もヘルパーはご利用者様のお宅を訪問しています。

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豊中市社会福祉協議会では、今回紹介したヘルパーステーションで一緒にお仕事していただけるホームヘルパーを募集しています。
詳しくは本会ホームページ「お知らせ」欄に掲載していますのでご確認ください。

次回は訪問看護師のお仕事について紹介します。

ケアマネジャーのお仕事

こんにちは。
在宅福祉室の森です。
今回はケアマネジャーのお仕事について紹介します。

ケアマネジャーとは介護保険法に規定された専門職で、ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)や介護保険施設に配置されており、正式な名称は「介護支援専門員」、一般的には「ケアマネ」とも呼ばれている職種です。医療・福祉・介護の国家資格を持ち実務経験を有する者等が試験に合格し、研修を受講して得られる資格で、介護系資格の中では最も上位に位置づけられています。

在宅や施設で生活している方の相談に応じ、その方の心身の状況にあわせた介護サービス計画(ケアプラン)の立案・作成を行っています。また、ホームヘルパーやデイサービス・福祉用具などの介護サービスの利用調整や関係者間の連絡などをすることで、自立した日常生活を営むことができるよう支援をしています。要支援や要介護の方は、ケアマネジャーが作成したケアプランに基づく介護サービスを受けることで、原則1割から3割の自己負担でサービスを受けることができます。

本会ケアプランセンターほほえみには、ケアマネジャーが総勢16名在籍し、400名を超えるご利用者様のケアプランを作成しています。住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らしていきたいとは誰しも思うこと。高齢になって体が弱ったとしても、その思いは同じです。その人がその人らしく地域で健やかに暮らしていけるよう、日々利用者さんに向き合い、寄り添って、その思いを実現していけるようサポートを続けています。

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豊中市社会福祉協議会では、今回紹介したケアプランセンターで一緒にお仕事していただけるケアマネジャーを募集しています。
詳しくは本会ホームページ「お知らせ」欄に掲載していますのでご確認ください。

次回はホームヘルパーのお仕事について紹介します。

地域包括支援センターの保健師・看護師のお仕事

こんにちは。
在宅福祉室の森です。
コロナ禍において奮闘いただいている医療従事者のみなさまにエールを送ります。
今回は、本会で設置している地域包括支援センターの医療職、保健師・看護師のお仕事について書いていきたいと思います。

地域包括支援センターは、住民の介護予防や相談・支援、虐待防止のほか、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域住民や関係機関と連携し、高齢者やその家族の健康や生活のサポートを総合的に行うところです。豊中市内では7つの生活圏域ごとに設置されており、保健師・看護師をはじめ、社会福祉士、主任介護支援専門員など様々な専門知識と資格をもった職員が働いています。必要な介護サービスの相談に電話や面談・家庭訪問を通じて応じ、医療機関や介護保険サービスなどの関係機関の紹介や調整を行うほか、地域で活動されている民生委員や校区福祉委員・ボランティアのみなさんとともに、地域で高齢者やその家族の暮らしを支える仕組みづくりを行っています。

とりわけ保健師・看護師は、その専門性を活かし、体を動かす健康づくり教室の開催や、住民が自主運営する介護予防のための「通いの場」の設置・運営支援を行い、高齢者の社会参加を通じた介護予防の推進に取り組んでいます。また、相談・支援業務の中では、医療的な知識やサポートが必要な場面での活躍が期待されており、相談者や地域の人々の生活に寄り添い、健康をサポートしていくやりがいのあるお仕事です。

地域で暮らす人たちの健康を支えるには、住民のネットワークづくりがとても大切です。保健師・看護師は、日ごろから高齢者の見守りに協力してくれている民生委員さんや校区福祉委員さんを訪ね、顔の見える関係づくりを大切にしています。さらに、自宅で家族の介護をしている方のお宅へ積極的に家庭訪問し、その人がその人らしく地域で健やかに暮らしていけるよう、サービスや制度の紹介だけでなく、具体的な支援を提案していきます。また、介護をしている家族の話もじっくり聞いて、悩みを抱えたまま閉じこもらないようにサポートしています。

健康な方が健康で居続けられるように。体が弱っている方はそれ以上悪くならないように。その思いを胸に、今日も地域を回っています。

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豊中市社会福祉協議会では、今回紹介した地域包括支援センターで一緒にお仕事をしていただける保健師・看護師を募集しています。
詳しくは本会ホームページ「お知らせ」欄に掲載していますのでご確認ください。

次回はケアマネジャーのお仕事について紹介します。

ここ数日で急に気温が下がりましたが、体調など崩されませんように。