地域包括支援センターの保健師・看護師のお仕事

こんにちは。
在宅福祉室の森です。
コロナ禍において奮闘いただいている医療従事者のみなさまにエールを送ります。
今回は、本会で設置している地域包括支援センターの医療職、保健師・看護師のお仕事について書いていきたいと思います。

地域包括支援センターは、住民の介護予防や相談・支援、虐待防止のほか、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域住民や関係機関と連携し、高齢者やその家族の健康や生活のサポートを総合的に行うところです。豊中市内では7つの生活圏域ごとに設置されており、保健師・看護師をはじめ、社会福祉士、主任介護支援専門員など様々な専門知識と資格をもった職員が働いています。必要な介護サービスの相談に電話や面談・家庭訪問を通じて応じ、医療機関や介護保険サービスなどの関係機関の紹介や調整を行うほか、地域で活動されている民生委員や校区福祉委員・ボランティアのみなさんとともに、地域で高齢者やその家族の暮らしを支える仕組みづくりを行っています。

とりわけ保健師・看護師は、その専門性を活かし、体を動かす健康づくり教室の開催や、住民が自主運営する介護予防のための「通いの場」の設置・運営支援を行い、高齢者の社会参加を通じた介護予防の推進に取り組んでいます。また、相談・支援業務の中では、医療的な知識やサポートが必要な場面での活躍が期待されており、相談者や地域の人々の生活に寄り添い、健康をサポートしていくやりがいのあるお仕事です。

地域で暮らす人たちの健康を支えるには、住民のネットワークづくりがとても大切です。保健師・看護師は、日ごろから高齢者の見守りに協力してくれている民生委員さんや校区福祉委員さんを訪ね、顔の見える関係づくりを大切にしています。さらに、自宅で家族の介護をしている方のお宅へ積極的に家庭訪問し、その人がその人らしく地域で健やかに暮らしていけるよう、サービスや制度の紹介だけでなく、具体的な支援を提案していきます。また、介護をしている家族の話もじっくり聞いて、悩みを抱えたまま閉じこもらないようにサポートしています。

健康な方が健康で居続けられるように。体が弱っている方はそれ以上悪くならないように。その思いを胸に、今日も地域を回っています。

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豊中市社会福祉協議会では、今回紹介した地域包括支援センターで一緒にお仕事をしていただける保健師・看護師を募集しています。
詳しくは本会ホームページ「お知らせ」欄に掲載していますのでご確認ください。

次回はケアマネジャーのお仕事について紹介します。

ここ数日で急に気温が下がりましたが、体調など崩されませんように。